平岡篤頼文庫 / HiraokaTokuyoshiBunko



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平岡篤頼文庫 / HiraokaTokuyoshiBunko Last Updated 2020-06-23

平岡篤頼 Hiraoka Tokuyoshi


1929年5月2日、大阪市生まれ。フランス文学者、文芸評論家、小説家。早稲田大学名誉教授。

ヌーヴォー・ロマン(フランス発の言語実験的「新しい小説」)の翻訳の第一人者として知られ、クロード・シモン『フランドルへの道』の邦訳でポール・クローデル賞を受賞。訳書にパトリック・モディアノ『暗いブティック通り』、マルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』、アラン・ロブ=グリエ『反復』ほか多数。評論作品に『変容と試行』、『迷路の小説論』、『文学の動機』、『記号の霙 井伏鱒二から小沼丹まで』など。小説では、「消えた煙突」と「赤い罌粟の花」が芥川賞候補作となる。

雑誌『早稲田文学』の編集発行人としても尽力し、文学者の育成に努める。

2005年5月18日に虚血性心不全のため不帰の客となるが「文学は剣玉である」という生前の言葉から若手作家の支援を目的とした剣玉基金が設置され、その意志は受け継がれるに至る。

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